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奈良岡 実さん (8dby0hcz)2024/5/15 12:50 (No.1163691)削除【初段を目指すレベル②】
ちょうど山中君の説明で小泉君を出したので「大駒の道を歩で止める」説明をします。小泉君が小学校6年生で県代表経験者に勝ち始めたとき、その将棋を見て「あんな薄い玉でよく○○さんに勝てるものだ」と言った人がいました。私と反対の感想だったので驚きました。小泉君は厚い将棋です。「厚い」の概念の説明が難しいのですが、「要所を金銀で支配している」と考えてください。玉の近くが要所の場合もあるけど、敵駒が目指す突破口を支配してしまえば、玉の近くに金銀が無くてもいい場合があるのです。小泉君は子どものころから手番を欲しがりませんでした。相手の大駒の道を歩で止めて澄ましている。考えてみてください。将棋の駒の中で一番性能の高い大駒の道を一番性能の低い歩で止めるのは、好手になる率が高いのです。