青森将棋界のHP

今日は報道関係のトップ、芸能会社の代表取締役、文化団体の代表者が集まる重要な会議でした。いつもは歩いて会場まで行くのですが、お天気が不安定なのでバスで移動することにしました。せっかく街中に行くのだから所要を２、３件入れたのですが、私の頭の中には一度に複数の物事が入りません。バスの時刻を確認して、早めに移動して、会場近くの喫茶店で待機して絶対遅れないようにプランを立てました。それで所要も済ませ、無事会場入りしたのですが、コートを脱いだとき普段着のセーターのままだったのに気がつきました。偉い人ばっかりなのでまずい。まあ、知事と会うとき半袖シャツと短パン、サンダルの時もあったわけだから、いつも通りと言えなくはないですが。

１２月定期
１１月は大会が少ないので、それ以外の事です。

・小山怜央アマ棋士編入試験
この度、対プロ棋士の対戦成績により受験資格を得ました。　新聞にも大きく紹介されました。奨励会経験がない初めてのケースです。震災で苦労した経験が、むしろ力になればいい。東北六県大会で、私は二度対戦し、どちらも負けました。
私が感じる印象は、序盤から戦う戦型、つまり角換わり、相掛かり戦形などが強い。よって今回だけは、駒組で勝ちにくい戦型（特に矢倉後手番の持久戦模様）は避けるべきと勝手に判断します。１１月２８日の対徳田プロ戦は、見事な内容でした。終盤の絶妙な手順に感心しました。対局当日は、全対局を見ながら応援します。ほぼ本欄を見ていないと思いますが、
「今の実力をそのまま発揮すればいいだけだ。」

・指し手は厳しく、時計はやさしく
先日NHK将棋講座で女流名人戦の特集を見ました。一番驚いたのは、対局時計をたたきつけていた事だ。それが優勝者であり、さらに一手目からなのはいただけない。気合が入っていると思う人より、気分が悪いと感じた人が断然多いはずだ。青森県内で一番題名通りな人は、現在最強と思われる小泉五段だ。将棋は盤上の指し手で勝負するものです。

・続マスク不着用による不戦敗
先月、書き忘れたので今一度だけご了承ください。規則をより詳細に設定するのは、必ずしも改善ではありません。日本将棋連盟の規則が不備だったとは思いません。基本的な条項は絶対に必要だが、その団体によっては紳士的判断を重要視し、少ないほどいい規則もあります。

・りんご園の手伝い
１１月は１４日間、弘前市のりんご園の収穫、選別の手伝いをしました。今年初めて、リンゴ箱６段積みが楽に出来るようになりました。いままで力任せで５段積みがやっとでしたが、腕力以上にこつが大切でした。将棋に置き換えると、初心者が道場に通い、急に上達した感じです。ちなみに、りんご農家は雪がある時期から枝の剪定から始まり、収穫まで長期の作業があります。大規模でもない限り、作業量に見合った収入がなく、年々りんご農家は減っています。県でもイメージアップに力を入れています。青森県将棋界でも普及活動を全くしないと、将棋人口が確実に減ります。現実に、他の文化団体、スポーツ団体の多くが人口減で苦しんでいます。今後とも将棋愛好者の皆様の協力をお願いします。大会に参加するだけでも大きな協力です。

今度の土曜日は役員会・総会なのですが、できあがった活動報告の見本がすばらしい。県勢の活躍もたしかにあるのですが、それを形としてみなさんに見てもらうことは大切ですね。出席者には配布されますので期待してください。

１１月
・県将棋まつり　１０月９日　東奥日報社新町ビル
大会参加者だけで１０３人でした。コロナの影響下でよく集まったと思います。注目の行方九段対小林県名人の角落ち戦は小林さんの勝ちでした。終盤は両者秒読みでギリギリの勝負になりましたが、見事に詰ませました。会場はとても広いので運営しやすく助かっています。駐車場も広く人数が多い大会には理想的です。これからは青森県将棋界の聖地になります。
大会の各クラスの入賞者リストを私がまとめ新聞社の記者に渡しましたが、先入観から一人の氏名が間違って（輝と樹）いて、そのまま新聞に掲載されました。該当者さん、早く有段者になれるよう応援しています。一番嬉しかったのは、田名部中学校から団体で参加してくれた事だ。

・朝日アマ二段位獲得戦　１０月１６日　青森支部道場
弘前大学の将棋部員の鈴木１級が優勝しました。決勝戦は観戦できませんでしたが、それまでの内容から順当と言えます。
それにしても段位獲得戦で弘前大学将棋部員の獲得率が高い。現在、特別な強豪はいませんが、平均的なレベルが高い印象です。これからも遠慮なく挑戦してほしい。

・朝日アマ名人戦本戦　１０月３０日　青森支部道場
当日は用事があり行けませんでした。仮に参加しても結果には影響がないと思われますが。優勝は大本命の小泉（段位だけは）五段が優勝しました。参加大会の優勝確率が高すぎです。１２月２５日の対岩手県代表選はぜひ勝って北東北代表になってください。目標はもっと先なはずです。

・つがる市向陽小学校　将棋教室
１０月２５日で最終６回目を終わりました。「楽しい将棋」を目標に私なりに工夫したつもりです。技術ばかりでなく、歴史、将棋界の話題などについても教えました。少しでも地元の普及になればいいと思っています。学生に対して普及する上で一番の障害は、部活動と進学です。特に大事な時期に将棋の方を取りなさいとは言えない。青森市、八戸市、弘前市は人数が多く、減ってもその分すぐ増えるのがうらやましい。なお来年は、めげずに中学校での教室の計画がありますが、主催する側ではないので実現するかは半々です。

・佐藤天彦九段マスク不着用で反則負け
新聞にも掲載されましたが改めて説明すると、１０月２８日のA級順位戦において、終盤になってマスク不着用により反則負けになりました。非常に気になりライブ映像をチェックしました。対戦相手の永瀬王座は、対局中は私語厳禁からか直接指摘しなかった。連絡を受けた連盟の理事、会長の判断で、対局を途中で止め反則負けになった。この結果については、すでに何人かのプロ棋士からも疑問の声が上がっている。その多くは先に警告があってしかるべきとの考えのようだ。
ただし、この理事側の判断には伏線があり、マスク不要論を訴え着用を拒否したプロ棋士がいたので、規則を条文化し厳格に対処したと思われます。私の意見を簡単に述べると「本来は紳士的に解決出来る事だ、規則は罰するのが目的ではない、勝敗は盤上でつけよう。」とにかく以前のスマホ事件のようにならない事を願うばかりだ。案の定、将棋界を何も知らない、全くいきさつも知らない有名人の即席評論家（正しくは批判家）が出て来た。連盟はすぐ動き経緯を説明し、立会人を設ける改善策を発表したのでいい方向に進むと思う。最後に青森県将棋界でこのような事が起きたらどうするかの質問については、「起きません、起こさせません、万が一起きても簡単に解決出来ます。」掲示板の趣旨を考え以上で終わり。

県グランドチャンピオン戦の開催が近づいてきました。対象選手は私まで出場可能か連絡ください。

東北ジュニア団体戦の要項掲載しておきました。あとで紙でも選手に届けますが、早めに状況把握しておいてください。

令和４年東北ジュニア将棋団体戦要綱

①「試合形式」各県小学生・中学生代表３人の団体戦
②「対局方法」インターネットによる対局
④「大会本部」杜の都ＨＰに記載・青森連絡係
⑤「開催時期」小学生団体戦　１２月１１日（日）
　　　　　　　中学生団体戦　１２月１８日（日）
◇内容　　　　
・選手の移動負担を軽減するため、自宅対局とする。自宅にインターネット環境がないときは、県連が用意する。
・団体戦成績の算定方法は東北六県大会の規定に基づきチーム勝ち点優先で、全員の勝ち数が同じ場合は大将の勝ち星、副将の勝ち星順。
・個人戦３すくみの場合は低年齢優先
・対局場は「将棋倶楽部２４大阪道場特別対局室」
・持ち時間１５分　秒読み６０秒
・ルール詳細は東北六県大会に準じる
・審判長　　花輪　正明（山形県）　
◇対局
１回戦１０：００～１１：００
岩手ー山形　福島ー秋田　宮城ー青森

２回戦１１：００～１２：００
山形ー福島　岩手ー宮城　青森ー秋田

昼食休憩・時間調整１２：００～１３：００

３回戦１３：００～１４：００
岩手ー青森　宮城ー福島　秋田ー山形

４回戦１４：００～１５：００
岩手ー福島　青森ー山形　宮城ー秋田

休憩・時間調整１５：００～１５：３０

５回戦１５：３０～１６：３０
秋田ー岩手　山形ー宮城　福島ー青森

※審判長を明記し、なにか判断が必要な時は審判長判断にしたいと思います。
※１０月３１日（日）までに選手を選考し、奈良岡まで連絡お願いします。

城下町弘前支部の武林です。
掲載場所をお借りします。
第51回津軽王将位戦のご案内

日時　１２月４日（日）
　　　午前１０時開始予定
会場　弘前市民会館管理棟
参加費　一般＝1500円　女性・高校生以下　500円
※昼食は各自ご用意下さいませ。
審判長　城下町弘前支部　支部長　外崎城司


Aクラス＝無差別
Bクラス＝二段以下　☆優勝者に二段免状進呈
Cクラス＝無断者
Dクラス＝小学生又は高校生以下の初心者


※今回は参加人数制限はございません。
　ただし、飲食については、別会場をご用意しておりますので、そちらをご利用下さいませ。

☆参加申し込みについて、なるべくは事前申し込みをしていただけたら、幸いです。

〇なお、従来の感染対策については、継続してまいります。

申込先
bunka@mutusinpou.co.jp
件名に「将棋大会参加」と記載お願いします。
電話　0172-34-3111
陸奥新報社編集局文化部・将棋係

※マスク着用必須、入場時検温し
37.5℃以上や風邪の症状がある方は参加不可。

その他の注意事項

普段の大会よりも、感染対策としての注意事項が多いですが、
ご理解とご協力の方を、よろしくお願いいたします。

1.大会参加者とその保護者以外は、入場をお控え下さいませ。
2.２週間以内に感染拡大地域に自身及び家族で移動された方がいた場合は参加をご遠慮下さいませ。
3.一週間以内に発熱があった方はご遠慮お願いいたします。。
4.感染防止のため、感想戦は要点のみでお願いいたします。
5.終局後、対局者に除菌シートでの盤駒拭き掃除をお願いする場合がございますので、ご了承下さいませ。
6.極力私語を謹んでいただくようお願いいたします。
7.飲食のゴミ等はお持ち帰りして下さいませ。。

役員会・総会に向けて、今期の会計がまとまりました。意外なことに若干の黒字です。これは県内の報道界、実業界のご支援と、旦代会計の努力によるものです。一方で、黒字は私の無能の証明でもあります。青森県将棋連盟は営利目的の団体じゃ無いので、黒字ということは入ってきたお金を将棋愛好者に全部還元できていないということですから。一応、言い訳としてはコロナで大きめの事業できないので、お金使えなかったという部分もあります。早く何の気兼ねも無く将棋の催しができる世の中になればいいですね。

先週の土曜日は、中央市民センターの講座でした。１１月の土曜日午前中４回、２０人くらいの教室です。最近忘れ物が多いので、大盤やパンフレット、礼儀作法説明のための榧六寸盤と柘植の駒、リーグ戦表など、完璧な準備をしました。
で、当日開催したら、盤と駒を忘れていました。盤と駒無しの将棋教室って、あり得るでしょうか。たぶん、近いうちに記憶は全部消えてしまうことでしょう。みなさん、今度会ったとき、誰か分からなくなっていても不思議に思わないでください。